店が出来るまで…


始まり

 

2015年の秋に私、ブライアンはアメリカ サンフランシスコから日本へ移り住みビジネスを始める決心をしました。その際にヨシと風間さんという2人のコンサルと知り合い、酒を扱う免許やお店開業の相談をする事が出来ました。引っ越す前に何度か来日し、実際に彼らと相談をしながら物事を決めていきました。この2人の協力がなければプロジェクトを形にする事は出来なかったでしょう。

まだサンフランシスコにいた2015年の12月に店の場所を見つけてもらいました。

 

 

「新しいし、駅近だけど・・・、狭い!」

というのが最初の印象でした。

 

幸運にも横浜駅近くのこの物件と出会う事が出来ました。そして更にラッキーだった事は、この物件は大通りに大きな窓がある新築物件だったのです。狭いけど、Cozy(居心地が良い)な物件です。なので、私はこの場所をとても気に入っています。この物件を契約した瞬間、私の日本でのビジネスが本格的にスタートしました。

 

 


 

 

内装工事

 

壁には黒板
ボトルホルダ
オーダーメイドのテーブル

 

内装工事の事を考えるのはとても大変でした。居酒屋っぽくしたい訳ではないし、でも雑然とした立ち飲み屋みたいにしたい訳でもないし・・・。アメリカにいた時に目にしたバーの雰囲気をデザイナーに伝え、狭い店をどのように活用するか?等を考え家具製作を依頼しました。壁には約10mの黒板を付けました。そしてその黒板に、約30本のボトルホルダを付けました。そして狭い店なので、移動式のバーテーブルを考えました。

 

 


 

 

酒販免許を取得

 

酒類販売管理研修を受け、色々と大変な書類をまとめ、約2ヵ月の審査期間を経て、ようやく酒販免許をGetできました!

 


 

 

名酒センター東京本店にて勉強

 

 

2016年、日本酒を大好きな共通の知人を通じて私は名酒センターのオーナーさんと知り合いました。話を聞いたところ本店には英語を話すスタッフがいて、毎日外国から来られるお客さんを対応されているとの事でした。日本酒を海外の人にも積極的に広げている名酒センターのコンセプトは「とても素晴らしい!」と思いました。そして、私も同じように日本酒を沢山の人に知ってもらいたい!と思い、名酒センター横浜を始めたいとオーナーさんに伝えました。

勿論、オーナーさんは、「ブライアンで大丈夫なの?」と思われたかもしれません。私がオーナーさんの立場であれば、そう思います。でも、わざわざ横浜に来てくださり、私が準備を進めていた店を見てくれました。その後、私は名酒センター東京本店で色々と学ばせてもらう機会を頂きました。店の様子を見ていると、色々と気づく事がありました。

 

■外国人のお客さん:

例えば、外国人のお客さんで印象的な方々いました。自分達が滞在しているホテルから電車で40分もかけて、名酒センター本店に来たそうです。どうしてそこまでしてこの店に来たの?と聞いてみたところ、地元(ハワイ)の知人が「If you guys are visiting Japan, you must go to Meishu Center!」とお勧めをしてくれたそうです。海外でも口コミされている(愛されている)店って素晴らしいですよね。お酒が沢山あるから・・・ではなく、スタッフの皆さんの対応とか、お店全体の雰囲気とか色々な背景があって愛されているのだと思います。最初は難しいとは思いますが、私もそんな愛される店を運営したいなと強く思いました。

 

■日本人のお客さん:

日本人のお客さんは常連の方も多いし、東京に来た際に立ち寄っている方、前々から来てみたかったというお客さんなど、様々なお客さんがいる事に気づきました。皆さん共通しているのは、「とにかく日本酒が大好き」。SakeへのPassionが凄いなと思いました。「What’s your name? Where are you from? Do you like sake?」私を見たお客さんは気軽に英語で声をかけてくれました。日本語や文化など、まだまだ知らない事は多いけど、皆さんと会話をする事で学ぶ事、感じる事が多いなと思いました。日本酒は奥深いしLifelong Learning(生涯学び続けるもの)だと思います。蔵元から学ぶ事もあれば、お客さんから学ぶ事もあります。私は色々な人から沢山の事を学びたいと思います。

 

 


 

 

がっかり…

ある程度ビジネスが形になってきたので、飲食業の営業許可の申請準備を進めたのですが、手洗い器が2つ追加で必要という事が判明!元々狭い物件なのに、水回りを更に2つも増やすなんて大変・・・。まずはレイアウト案を考え、区役所へ相談に行きました。約1時間ジックリと説明を受け、何とか工事の手配をする事となりました。

 

 

内装業者さんにお願いをして、まずは水回りの給水と排水の配管工事をしてもらいました。職人さんのテキパキした仕事はかっこいいですね。次に、シンクをのせる台を制作してもらい、無事に設置してもらいました。お客様が手洗いしやすいように、少し大きめのシンク台を用意しました。水もはねないくらい大きいので良かったです。さあこれで飲食業の営業許可の検査が入っても大丈夫でしょう!

 

 


 

 

ついに冷蔵庫がきた!

 

5月のGW明けに業務用冷蔵庫が2台きました。首を長くして待っていた冷蔵庫が搬入された時は、とても嬉しかった!一台150KGもある冷蔵庫を運んでくださった搬入業者の皆さん、本当にありがとう!これでお酒を注文できます!

 

そして冷蔵庫にお酒が入ると、やっぱり見栄えが良いね。約100本入りました。ワクワク。

 


 

 

看板を作るぞ!

室内の窓付近に設置する看板のアイディアを考えてみました。看板の上には一升瓶が10本並び、LEDでライトアップもされて良い感じ。外から見たら凄く目立つよ!

 

 

 

入り口のドアにポスターを何枚か貼って、もう少しでお店がオープンするよ!というお知らせをする事にしました。結構沢山の人が立ち止まって見てくれるのが嬉しいよー。コンビニでA3のカラー印刷が80円で出来るなんて、本当にありがたい。もっと印刷物を作って、沢山の人にお店の事を知ってもらおう!

 


 

 

印刷物は直ぐ作る!

 

「出来るだけ分かりやすくご案内したい」と思い、ステップ1,2,3が書かれたシートを作ってみたよ。朝から写真撮影をして、一時間後にはこんな感じの印刷物が完成。限られた時間で開店準備を進める必要があるからSpeedは大事だね!早速500枚の印刷を手配したよ。2日後には店に到着予定。日本の印刷サービスは素晴らしい!

 

 

 


 

ドキドキのオープン

 

 

営業開始時間の5時・・・、お客さんが来ない。前日の5月31日の夜にお店の窓に「6月1日開業!」とお知らせを貼ったので、誰も見ていないだろうし、誰も今日が私のお店の開業日なんてしらないですよね・・・。

 

と、思ったら、5時半頃からゾクゾクとお客さんがおこしになりました!正直、どうやってこの店の事を知ったのだろう?と不思議でしたが、みるみるうちにお店はFull House状態に。ぎこちないけど頑張ってお客さんの対応に集中していたら、「どうやって皆さんお店の事を知ったのだろう?」なんて事より、「来てくれてありがとう!」の気持ちの方が強くて、あっという間に閉店時間となりました。

 

嬉しい!

嬉しい!

嬉しい!

 

お客さんの皆さんの口コミのお陰で、感動的な初日を迎える事が出来ました。

 

まだ私の酒を広げる活動はスタートラインに立ったばかり。ここから色々と大変な事もあるだろうけど、皆さんの期待に応える為にも頑張ります!

 

Arigato!